計画倒れしない!4つのコツ
いくつかコツはあるのですが、その中でもすぐに小学生でも実践しやすいコツを今回の記事でお伝えしたいと思います。
①プランB (Backup plan)を作っておく
こちらは最近の研究結果から。2013年テキサス大学の研究結果によると、目標達成の為のプランには、いくつか選択肢がある方がモチベーションがあがり、実際の目標達成率も上がるという結果がありました。
無茶な目標を立てて、続かなくて自己嫌悪に陥る・・・これが一番やってはいけないダメなパターン。
そうではなく、忙しくて疲れてプランが達成できそうにない日に、「これならできる!」と思えるようなプランB(back up plan)(2-3分でできるようなプラン)を作っておくのです。
「毎日CDを聴き、アルファベットの筆写をする。」と決めておいて、どうしてもできそうにない日は自己紹介の練習だけをする。プランBがある事で毎日続ける事ができ、自信に繋がり目標達成率が上がるという結果になる訳です。
プランBは質や量的には劣るものの、継続学習をしているという意味ではやはりある一定の効果を得られるので、”忘れる暇を与えない” ”英語の接触量をキープする”という面で理にかなっていますね。
②cheat dayをつくる
さて、毎日継続して学習する事が必要と挙げましたがその一方で、そうではない日(つまりはサボる日)をあらかじめ作っておく事が大切なんだそう。
わざと失敗する日=自分の決めたルールや目標プランを破っていい日をcheat dayと言い、2週間に1回(1日)or 1週間に1回作ると良いとされています。
ちなみにこのcheat day、あらかじめ予定を作っておかないと意味がないそうです!「今日は疲れたから急遽、今日をcheat dayにする!というのはナシです。
実験結果は次の通り。
毎日コツコツサボらずにやると決めたグループと、cheat dayを作ったグループがそれぞれ目標を立て、目標に向かってタスクを進めたところ、後者のグループの方が目標達成率が上がったという結果に。コツコツ毎日努力を継続させる方が良い結果が出ると思われがちですが、実はそうではなかった。
簡単に言うと息抜きは大事、という事ですね。ただ!あらかじめ作られた息抜きでないと意味がない、という事です。
cheat dayをあらかじめ作っておくと、途中疲れても数日後にcheat dayがあるとわかると頑張れたりする。終わりの見えないゴールは途中で疲れてしまうけど、休憩がある事がわかっていると頑張れるって事ですね。
③task focus と goal focus
自分のメンタルにあわせて意識を集中させる対象を変えるというやり方です。
勉強が思うように進まない時は目の前の作業(タスク)に対して目を向け、調子が良い時はゴールに目を向けると良いとされています。
つまりはゴールを2つ作っておくのです。いわゆる長期的な目標・短期的な目標といわれるもの。それを自分の調子(子どもの調子)にあわせて臨機応変に変えていく事が大事で、プロジェクトの進展状況や自分のメンタルによって変えてみましょう。
切り替えができるように2つの目標を設定しておくと良いです。
(例)・task focus→1日10個単語を覚える
・goal focus→英検2級を取得する
④前方プランニングと後方プランニング
目標に向かって近いところから計画を立てていく事を前方プランニングと言い、1年後に○○の結果が欲しいから逆算して後方から計画を立てていく事を後方プランニングといいます。使い分けることが大切だが、基本的には後方プランニングの方が効果が出るそう。
簡単な目標や2-3ステップぐらいのタスクならどちらでも目標達成率にさほど差は出ないそうだが、複雑なタスクや長期にわたるタスク(受験勉強など)は後方プランニングの方が達成率は上がるという結果に。
いかがでしたか?
上記のような実験結果がなくても何となく無意識のうちに実践している事もあったのではないでしょうか。
継続学習の根底には、「英語が好き!」という思いや、「もっと上手になりたい!」「もっと知りたい!」という向上心なくしては前述のようなコツを実践しようという気にはならないと思います。
講師は子ども達がそう思ってくれるようなきっかけ作りができるように、楽しいレッスンの提供や、ロールモデル(先生みたいに英語を話せるようになりたい、と思うあこがれを抱く)となれるように努力していきます。
一緒に頑張りましょう!(^^)!
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